Hello, world.

令和七年二月二日

記録者 権田奏太

”記録者は、以下の内容を真実だと確信していない。”


Hello, world.

神様にでもなったつもりで「光あれ」と唱えてみると、 未だあらゆるものが離れることなく混ざり合っているのを観た。

……


光あれ すると今度は、「バチッ」と一瞬だけ音と光が生まれた。

……

光あれ、あり続けたまえ

すると今度は、「バチッ」という光の声だけでなく、

一本の光る線が生まれた。

光の線は、周囲の黒を吸っているように見えた。

光の線はやがて、両端は線のままであり続け、中心にかけて曲線を描きながら膨らんでいった。

光は、二つの弓を線対称に合わせたような形になった。

周囲の黒は、大きくなった光を呑み込むために、

光を囲い込んでから一気に消そうと試みた。

しかし、光は黒をことごとく吸い込んでしまった。

次に黒は、光の中に入り込んで、光の内側から黒くすることを試みた。

その時、黒は今までの形では入り込めなかったので、黒い線になって素早く、えぐるように光の中に入り込んだ。

黒は線になったことで、光の大きさに曝された。