令和七年六月七日
記録者:権田奏太
”以下の内容は、間違いなく真実といえない。少なくとも記録者は、これを真実だと確信していない。”
灰色に 照らす七色 夜化粧
ほこりを闇に 隠しては
もろさを覆う かぶきもの
さまよう者と 睨む者
買っては払い せわしなく
苦しみながら 夢を見る
眠らぬ街に 朝が来た
今日も一日 掃除から
あやかしの 手をとり踊る 泣き笑い
いつか離れる 宿の床
愛でては撫でる 月のみぞ
つゆはしるすじ ゆびのふち
去ろうと思へど 濡れた羽根
別れ告げども 袖を引く
夜明けの空に
鴉の声を聞いた