焦り

令和七年六月九日

記録者 権田奏太

”以下の内容、間違いなく真実といえない。少なくとも記録者これを真実だと確信していない。”



色は匂へど  湧き出づる

靈(たま)の泉に   恋ひ慕う

濁りはあれど 鏡には

花は映らず  白い人

日の光 想ひ認め(したため) 矢文うつ

一の矢越えて  月巡る

二の矢放ちて  日が暮れる

返りの矢が来て 浮かれては

ただちに三の矢 手が狂ふ

脇見のすきに  傷負はす

愚かさ憂ひ   筆止まる

藥(くすり)とともに   参らんと

戸を叩く手を  引き止める

見舞ひの品を  探しに向かふ